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電子科2年実習:半導体の特性について

 5月20日(月)に電子科2年生の実習が行われました。
 4つのテーマがありますが、その中で今回は「半導体の特性測定」について投稿します。
 
 いろいろな半導体素子がある中で、「ダイオード」という素子の測定です。「発光ダイオード(LED)」が身近な製品になってきているので、聞いたことがある方も多いかもしれません。ダイオードはいろいろな使い方ができますが、一番基礎となる、整流作用の効果について実習を通して学習します。

実習機材のチェックと結線
測定も教えあって
協力して測定しています

 ところで、整流作用とは、その名の通り流れを整えることです。電気の流れを整えます。

コンセントの電流のイメージ

 実は、コンセントからの電圧は上図のように大きくなったり小さくなったりしています。また、波形の青の時と赤の時で、流れる向きが変わります。これを「交流」と呼びます。パソコンやスマホなど、電気の大きさや流れる向きがちょくちょく変わると安定した動作ができません。そこで、流れる向きと電気の大きさが一定になるように変換します。これを「直流」と呼びます。スマホ充電器などのACアダプタは交流を直流に変換しています。その変換回路にダイオードは欠かせない素子です。

 黒工では交流、直流については「電気科」「電子科」「電子機械科」で、さらに、ダイオードやトランジスタなどの半導体については「電気科」「電子科」で学習します。

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