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本年度「地域産業」専攻科最終授業 ~企業はデジタル技術を活用した技術革新への対応が急務~

令和4年8月1(火)令和4年度の専攻科「地域産業」の最終講義がおこなわれました。講師は、岩手県県南振興局長 永井榮一 氏をお招きして、本年度の講義のまとめをしていただきました。永井局長からは、県職員時代に取り組んだ仕事の話から、県職員は国家公務員と市町村職員の橋渡し的存在で、県民のための諸課題を国家の事業をとおして解決していく仕事であることを教えていただきました。特にも、3.11震災時に被災した沿岸部の県立病院再建の取組など、医療現場の再生に奮闘したお話は、現在のコロナ感染症対策でも、当時の経験が生かされた内容になっていると思いました。岩手県民計画では、人口減少問題を挙げられ、課題のキーワードを、「人口減」、「社会減」として、出生率向上と県民所得の向上が解決につながることを説明され、そんな中でも岩手県の現状をお聞きし、いわてはトータル的に住みやすい環境であることがわかりました。県が掲げている「北上川リバープロジェクト」では、自動車産業、半導体産業等の2次産業が岩手県の製造業を牽引し、農業分野においてもスマート農業分野のICT化をすすめ、農業機械の無人化など、本県の特色ある農業・林業・水産分野でのDX・IT化についてお話がありました。「幸福」をキーワードにしたいわて県民計画では、「岩手で働く・岩手で育てる・岩手で暮らす・岩手とつながる。」をテーマに、希望郷いわては県民の「幸福」を目的とした政策であることを学びました。
そして、岩手県の企業が課題としているのがDX・IT化への対応であり、デジタル技術を活用した技術革新への対応が急務であるということでした。専攻科は、前増田県知事のもとで、高度技術化に対応する即戦力の人材育成を目指した学科として、平成17年に設置されました。専攻科は岩手の2次産業に就く工業技術者としての期待が大きいと思います。本日の講義を受講して、益々いわての地域産業を支える人材として、専攻科での学びを大きく発展させていきたいと思いました。 
勇気と希望をいただいた講義に感謝します!!
~いま 黒工がおもしろい~

県南振興局長 永井榮一 氏
県内就職希望74.1%
希望郷いわてのキーワードと対策(政策)


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